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アルバム

REQUEST

Moon時代の1987年発表アルバム。

カタログ最終更新: 2026-10-02

現在のカタログ情報

項目の種類
アルバム
固定項目ID
album_request
原題
REQUEST
ローマ字表記
REQUEST
カタログの年
1987
作品種別
album 出典 確認日: 2026-10-02
日付精度
day official 確認日: 2026-10-02
初発売日
1987-08-12 official 確認日: 2026-10-02

オリジナルエッセイ

REQUEST:歌の帰り道

ほかの声へ書いた作品を、自分の声で迎えるアルバム。

卓上ラジオに差し込まれた無地の封筒と、広がる音楽のリボン。 オリジナルの象徴的な編集イラスト。
REQUESTから着想したAI生成のオリジナル編集イラスト。視覚的な比喩であり、歴史写真、人物の肖像、実際のレコードジャケットではありません。

『REQUEST』という言葉には、選曲を頼む声や、返事を待つメモの気配がある。竹内まりやの1987年のアルバムは、その往復を具体的な形にした。自分のシングル曲に加え、ほかの歌手へ提供した作品を自ら歌う構成で、公式紹介は「元気を出して」や「駅」を挙げている。面白いのは所有権を取り戻すことではない。一つの歌が異なる声を経て、別の位置から語り始められることだ。

誰が書いた歌かという関係と、誰の声で初めて知ったかという関係は違う。前者はクレジットで確かめられ、後者は聴き手それぞれの履歴に属する。ポップスを自画像のように考えると、作者、歌手、物語の人物を一人に結びつけがちだ。けれど歌い直すアルバムは、その結び目をほどいてみせる。『REQUEST』で書き手が再び歌い手になっても、以前の歌唱が無効になるわけではない。歌が通ってきた道は消されない。

シティポップの文脈に置くと、風景を必要としない都市性も見えてくる。それは職業のあいだを行き来する動きだ。作詞、作曲、歌唱、編曲、発売によって、同じ作品が異なる場に現れる。街は夜景だけでなく、頼み、手渡し、応える仕事の関係でも成り立つ。アルバムの題名には、その意味でほどよい控えめさがある。すべてを初到着と宣言せず、再会そのものを一枚の主題にできるのだから。

聴き直すときには、これはどの演奏なのか、自分はどの声でこの歌を知ったのか、二つの問いを残しておきたい。答えは一致しなくても、競争しなくてもよい。作者自身の歌唱は新しい参照点を提供するのであって、ほかの版の真贋を決める法廷ではない。複数の関係のなかで作品の意味が広がる。歌には帰りの切符があっても、元の部屋へ住み直す義務はない。途中の旅を携えたまま、別の聴き手へ挨拶できるのである。

編集注記

本文は以下の資料に基づくオリジナルエッセイです。比喩や批評は編集上の解釈です。

関連項目とクレジット

  • 竹内まりや アーティスト
  • 竹内まりや 発表 REQUEST
    • www.mariyat.co.jp
  • REQUEST · 2017-11-22 · WPCL-12756 発売版 REQUEST
    • wmg.jp
    • www.mariyat.co.jp
    • wmg.jp

確認済みの配信リンク

配信元のメタデータを確認しています。再生、地域別配信、音源マスターの同一性は保証しません。

  • spotify: 30周年記念デジタル版・16曲。別バージョン、未発表音源、カラオケを含む

出典と根拠

  • www.mariyat.co.jp
  • Warner Music Japan: REQUEST official release page

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