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アルバム

COBALT HOUR

1975年発表、荒井由実の3作目のオリジナル・アルバム。全10曲、編曲は松任谷正隆。

カタログ最終更新: 2026-10-05

現在のカタログ情報

項目の種類
アルバム
固定項目ID
album_cobalt_hour
原題
COBALT HOUR
ローマ字表記
COBALT HOUR
カタログの年
1975
初発売日
1975-06-20 official 確認日: 2026-10-05
日付精度
day official 確認日: 2026-10-05
作品種別
album official 確認日: 2026-10-05
曲数
10 official 確認日: 2026-10-05
作品の名義
荒井由実 / Yumi Arai official 確認日: 2026-10-05
作曲クレジット
荒井由実 / Yumi Arai official 確認日: 2026-10-05
作詞クレジット
荒井由実 / Yumi Arai official 確認日: 2026-10-05
編曲クレジット
松任谷正隆 / Masataka Matsutoya official 確認日: 2026-10-05
制作クレジット
村井邦彦 / Kunihiko Murai, 川添象郎 / Shoro Kawazoe official 確認日: 2026-10-05

オリジナルエッセイ

『COBALT HOUR』、十の窓と一色ではない青

一つの題名が、大きさの異なる日常に共通の光を与える。

AIコンセプトイラスト。コバルト色の瓶、透明なグラス、丸い鏡、白い布が、青い影の中で夕光を受ける。
『COBALT HOUR』のAI生成コンセプトイラスト。反射する物と重なる青い影で、夕暮れを静かな静物に置き換える。 AI生成のオリジナル概念画であり、歴史写真、本人の肖像、実際のジャケットではありません。

色の名を持つ一時間は、時計への小さな抵抗でもある。荒井由実の三作目のオリジナル・アルバム『COBALT HOUR』は、一九七五年六月二十日に発売された。日付は公的な時間の一点を定める。一方、題名は、時間を注意の質として経験する可能性を開く。両者は別の精密さだ。分針は出来事がいつ起きたかを示しても、周囲がどう見えたかまでは教えない。この読解では、青は全曲が従うべき気分ではなく、異なる部屋へ差し込む共通の光になる。十曲は同じ枠を持っていても、同じ感情の天気を報告する必要はない。

曲目の順序は、音について何かを主張する前に、その多様さを示している。冒頭のタイトル曲に続くのは「卒業写真」と「花紀行」。さらに「CHINESE SOUP」「雨のステイション」「アフリカへ行きたい」がある。写真、旅、食べ物、駅、望まれる遠い場所。題名は手に持てる物から、所有するには大きすぎる世界までを行き来する。この並びを窓の集まりとして読むのは、当初の企画意図だと断定することではなく、編集上の比喩である。役立つのは、同じ景色の反復ではなく、異なる距離の集まりとしてアルバムに近づけるからだ。

記録された楽器の顔ぶれも、洗練と均一さを同じものにはしない。公式クレジットには、エレクトリック・ベースやギターとともに、ピアノ、シンセサイザー、弦、フルート、ハープなどが並ぶ。これはアルバムの材料を示す一覧であり、すべてを各曲へ割り当ててよい根拠ではない。その範囲を守っても、近代の録音室が複数の音楽の歴史を同じ仕事へ呼び込めたことは見えてくる。電子楽器が原声の記憶を追い出す必要はなく、弦楽器が作品全体を過去へ向けるわけでもない。新しさは発明年だけでなく、材料同士の関係にも宿る。

バックグラウンド・ヴォーカルには山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、エレクトリック・ベースには細野晴臣の名がある。これらは作品への道になるが、道は両方向へ通じる。後の愛聴盤から来た人が荒井に出会い、ここから出発した人が演奏者自身の作品へ向かうこともできる。中心が動くネットワークである。後の人気者が早くも集まっていた、とだけ見ると、当時この人たちを結びつけた具体的な仕事が消えてしまう。荒井の書くことと歌うこと、松任谷正隆の編曲、ほかの参加者の仕事には、完成品の中でも別々の役割が残っている。

この図譜が選んだ版は、二〇〇〇年発売、全十曲のCD、TOCT-10713であり、原アルバムの一九七五年とは分けている。この区別は、出会いを事務的にするためではない。作品には最初の歴史的な瞬間と、その後の複数の物としての生涯があると認めるためだ。再発盤を、過去から手つかずで届いた物に見せる必要はない。どの入口を使ったかを知り、その入口以上の広さを作品に許せばよい。コバルトの時間はもう一度開くが、同じ一時間にはならない。十の窓に別の現在を持って到着する聴き手によって、光のあり方も変わっていく。

編集注記

以下の資料に基づくオリジナルの文化エッセイ。題名の読解、比喩、文化的判断は編集上の解釈で、本人の発言ではありません。歌詞引用、録音現場の実体験、音源試聴の主張はありません。

関連項目とクレジット

  • 松任谷由実 アーティスト
  • 松任谷由実 発表 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
  • COBALT HOUR 収録 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
    position: 1 official 確認日: 2026-10-05
  • 細野晴臣 歌唱・演奏 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
    role: {"zh":"电贝斯;仅为专辑层级署名","en":"Electric bass; album-level credit only","ja":"エレクトリック・ベース。アルバム単位のクレジットのみ"}
  • 山下達郎 歌唱・演奏 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
    role: {"zh":"和声;仅为专辑层级署名","en":"Background vocals; album-level credit only","ja":"バックグラウンド・ヴォーカル。アルバム単位のみ"}
  • 大貫妙子 歌唱・演奏 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
    role: {"zh":"和声;仅为专辑层级署名","en":"Background vocals; album-level credit only","ja":"バックグラウンド・ヴォーカル。アルバム単位のみ"}
  • 吉田美奈子 歌唱・演奏 COBALT HOUR
    • yuming.co.jp
    role: {"zh":"和声;仅为专辑层级署名","en":"Background vocals; album-level credit only","ja":"バックグラウンド・ヴォーカル。アルバム単位のみ"}
  • COBALT HOUR · 2000-04-26 · TOCT-10713 発売版 COBALT HOUR
    • www.universal-music.co.jp

確認済みの配信リンク

配信元のメタデータを確認しています。再生、地域別配信、音源マスターの同一性は保証しません。

  • spotify: 全10曲のデジタル版『COBALT HOUR』。2000年の実物CD TOCT-10713とは区別し、マスターの同一性は未確認。

出典と根拠

  • yuming.co.jp
  • www.universal-music.co.jp
  • www.kiokunokiroku.jp
  • open.spotify.com

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