項目を読む
CITY POP ATLAS
アーカイブを閲覧City Popについて
English中文日本語
  1. ホーム
  2. アーカイブを閲覧
  3. アルバム
  4. LOVE SONGS

アルバム

LOVE SONGS

1980年発売のレコード。

カタログ最終更新: 2026-10-02

現在のカタログ情報

項目の種類
アルバム
固定項目ID
album_love_songs
カタログの年
1980

オリジナルエッセイ

『LOVE SONGS』、普通の題名の広さ

竹内まりやの一九八〇年作は、恋を複数形のままにする。

寄り添うレコードスリーブと、青いリボンが描くハート。 オリジナルの象徴的な編集イラスト。
LOVE SONGSから着想したAI生成のオリジナル編集イラスト。視覚的な比喩であり、歴史写真、人物の肖像、実際のレコードジャケットではありません。

『LOVE SONGS』という題名は、レコード店の分類札のように普通だ。アルバム独自の宣言を作りたい人には、少々そっけない名前かもしれない。しかしその平凡さが、竹内まりやの一九八〇年の作品に広い入口を与える。恋が一つの表情だけをする必要はなく、さまざまな歌が一人の歌い手の下に集まる。ここでは複数形が大切だ。最初から最後まで説明しきる一つの恋愛より、互いを照らしながら違いも保つ、いくつもの表現と出会えるからである。

公式の曲順には「September」「不思議なピーチパイ」があり、始まりは「FLY AWAY」、終わりは「little lullaby」になっている。この両端だけでも、アルバムが時間の形式であることを考えられる。まず移動を約束し、やがて立ち止まる場所を用意できる。曲順は単なる包装ではない。なじみの曲といつ出会い、それが終わったあとに何が残るかを決める。単曲が元の周囲から離れて流通する今も、曲目表に沿って進むことは、散らばった記憶を連続した時間へ戻す方法になる。

「September」からは、作者をたどる道も開く。作詞は松本隆、作曲と編曲は林哲司。異なる作者が同じ歌手のレコードへ参加しても、歌手が受け身の受取人になるわけではない。歌唱は、それぞれの材料に共通の人称を与える仕事でもある。その統一は、感情がすべて同じになることを意味しない。一つの声が異なる語りを受け入れるのは、雑誌が違う記事を一つの読書体験にすることにも似ている。控えめで広い題名は、その多様さに毎回所属理由を説明させずに済ませる。

『LOVE SONGS』へ戻る理由は、後年の有名な作品の序文として読むことだけではない。初期のレコードにも、独自の現在、始まり、方向の変化、終わりがある。ラブソングというなじみ深い分類は、何が起こるかもう分かっている気分にさせるが、アルバムにはその予想が変わる余地がある。題名が扉を開け、歌手が部屋を住める場所にし、それぞれの歌は自分の窓を保つ。知っているシングルを目当てに来ても、長くいたくなる理由は、もともと曲同士の間にあった距離かもしれない。

編集注記

本文は以下の資料に基づくオリジナルエッセイです。比喩や批評は編集上の解釈です。

関連項目とクレジット

  • SEPTEMBER 収録 LOVE SONGS
    • www.sonymusic.co.jp
  • LOVE SONGS · 2019-01-23 · BVCL-942 発売版 LOVE SONGS
    • www.sonymusicshop.jp
    • www.sonymusic.co.jp
    • www.sonymusic.co.jp
  • 竹内まりや 発表 LOVE SONGS
    • www.sonymusicshop.jp
    evidenceScope: Official product page names the artist and identifies this album reissue. Artist-to-album relationship only.

確認済みの配信リンク

配信元のメタデータを確認しています。再生、地域別配信、音源マスターの同一性は保証しません。

  • spotify: 2019年配信版。原盤は1980年

出典と根拠

  • www.sonymusic.co.jp
  • Mariya Takeuchi: official LOVE SONGS sequence
  • Columbia: September songwriting credits
  • Mariya Takeuchi: official biography

インタラクティブなグラフへ

CITY POP ATLASCity Popについてアーカイブを閲覧