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楽曲

愛は彼方(今井優子版)

『DO AWAY』で今井優子が歌う吉田美奈子作品。吉田が作詞・作曲し、角松敏生が編曲。本項目は今井の録音を扱います。

カタログ最終更新: 2026-10-05

現在のカタログ情報

項目の種類
楽曲
固定項目ID
song_ai_wa_kanata_imai
原題
愛は彼方
ローマ字表記
Ai wa Kanata
カタログの年
1990
初発売日
1990-04-21 official 確認日: 2026-10-05

今井優子の録音が収められたアルバムの発売日。吉田美奈子の原曲初出日ではありません。2021年には別途7インチ盤が発売。

日付精度
day official 確認日: 2026-10-05
作曲クレジット
吉田美奈子 / Minako Yoshida official_publisher 確認日: 2026-10-05
作詞クレジット
吉田美奈子 / Minako Yoshida official_publisher 確認日: 2026-10-05
編曲クレジット
角松敏生 / Toshiki Kadomatsu official_publisher 確認日: 2026-10-05
録音バージョン
{"zh":"今井优子《DO AWAY》录音","en":"Yuko Imai DO AWAY recording","ja":"今井優子『DO AWAY』収録録音"} official_publisher 確認日: 2026-10-05
曲順
2 official 確認日: 2026-10-05

オリジナルエッセイ

「愛は彼方」、歌が渡っていく距離

今井の歌唱が、吉田美奈子の詞曲と角松敏生の編曲を、一つの現在へ運ぶ。

AIコンセプトイラスト。珊瑚色と白の凧が薄紫の海の上で離れて浮かび、細い糸が空でわずかな間隔を残して近づく。
「愛は彼方」のAI生成コンセプトイラスト。離れた凧、細い糸、水平線で、彼方へ届こうとする思いを想像する。 AI生成のオリジナル概念画であり、歴史写真、本人の肖像、実際のジャケットではありません。

「愛は彼方」は、音を聴く前から距離の方向を示している。題名は愛を、話し手がいま立っている場所の向こうへ置く。けれど住所も、測れる距離も与えない。題名だけを読むなら、その開かれ方が魅力になる。彼方は目的地かもしれず、隔たりかもしれず、なかなか届かない何かにつけた名前かもしれない。そのどれも、曲の唯一の物語として決めつける必要はない。題名は、誰かが何を経験したはずか先に教える代わりに、注意を向けるための空間を作ることができる。聴き手には方向が渡され、その周囲にはまだ余白が残されている。

今井優子の『DO AWAY』に収められた録音では、クレジットを通して別の距離も見えてくる。作詞・作曲は吉田美奈子、編曲は角松敏生、歌うのは今井である。カヴァーであるという事実は、作者という存在の考え方を広げる。曲は書き手を置き去りにせずに移動できるし、新しい歌唱はオリジナルの中に消えてしまわなくてもよい。三つの責任は、感情の真実らしさに順位をつけずに、一つの受け渡しを描いている。書くことは作品を存在させ、編曲は具体的な環境を与え、歌うことは誰かへ呼びかける次の機会を作る。継続と違いは、同じ受け渡しの中で同時に届くのだ。

全十一曲のアルバムでは、この曲は「End of the winter(overture)」に続く二曲目に置かれている。以前に書かれた作品が、敬意を示すための付録ではなく、今井のレコードへ入る早い段階の入口になる配置だ。新しい文脈の始まりの近くに立っている。ここにはカヴァーの大切な可能性がある。すでに存在するものが、いま作られているものを紹介する助けになれるのである。出典を知っていれば出会いは深まるだろうが、予備知識を入場試験にする必要はない。今井を入口にして、後から吉田へたどり着く人もいてよい。同じつながりを、好奇心は逆向きにも移動できる。

このクレジットはまた、シティポップを孤立した名作の戸棚として扱うことへの、別の提案にもなる。地図ですでに親しんだ吉田と角松が、もう一人の歌手の作品を通じて結ばれ、それぞれの役割は区別されている。関係が有名人の名前の羅列より多くを教えるのは、その人が具体的に何をしたかを示すからだ。同時に、地図は今井を自身の歌唱の中心に残さなければならない。作曲者をたどって外へ進むことが、演奏する人を後に残すことになっては惜しい。豊かな道は往復できる。つながりの一つ一つが、出発した録音への理解を広げることができるはずだ。

今井の公式ディスコグラフィーでは、「愛は彼方」は二〇二一年、「さよならを言わせて」と組み合わせた七インチ盤にもなっている。アルバムでの登場の後に、曲はもう一つの枠を得た。順序の中で出会った題名が、後にはレコードの片面で聴き手を迎え、別の連想を始めることができる。この後の歩みは、すべての版が同じマスターを使っている証拠ではなく、文化的な意味を考えるためにもその同一性は必要ない。歌は、注意を向け直される機会を重ねて続いていく。「愛は彼方」が示す距離は、その作品自身の旅の比喩にもなりうる。作り手、発売の場、聴き手のあいだを渡り、認められる姿を保ちながら、一か所だけに留まらずにいるのだ。

編集注記

掲載資料に基づくオリジナルエッセイです。比喩、文化批評、題名の読解は編集上の解釈で、本人の発言ではありません。歌詞は引用せず、資料に基づく考察を試聴報告として扱いません。

関連項目とクレジット

  • 今井優子 アーティスト
  • 今井優子 歌唱・演奏 愛は彼方(今井優子版)
    • soundfuji.kingrecords.co.jp
  • 愛は彼方(今井優子版) 収録 DO AWAY
    • soundfuji.kingrecords.co.jp
    position: 2 official 確認日: 2026-10-05
  • 角松敏生 編曲 愛は彼方(今井優子版)
    • cdfront.tower.jp
  • 吉田美奈子 作曲 愛は彼方(今井優子版)
    • cdfront.tower.jp
  • 吉田美奈子 作詞 愛は彼方(今井優子版)
    • cdfront.tower.jp
  • 1A2 · 愛は彼方 対応 愛は彼方(今井優子版)
    • citypop.onvinyl.jp
    evidenceScope: Title and issue-position navigation only; no recording or master equivalence claim.

確認済みの配信リンク

配信元のメタデータを確認しています。再生、地域別配信、音源マスターの同一性は保証しません。

  • spotify: 全11曲の『DO AWAY』配信版2曲目。表示時間3:20.533、配信日2023年7月19日。吉田美奈子のオリジナル録音へのリンクではありません。

出典と根拠

  • cdfront.tower.jp
  • citypop.onvinyl.jp
  • soundfuji.kingrecords.co.jp
  • www.yuko-sound.com

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