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アルバム

STARGAZER

1983年発表の全12曲。杉真理が詞・曲・基本編曲を担当し、弦、ブラス、コーラスの追加編曲も個別に記される。

カタログ最終更新: 2026-10-05

現在のカタログ情報

項目の種類
アルバム
固定項目ID
album_stargazer
原題
STARGAZER
ローマ字表記
STARGAZER
カタログの年
1983
初発売日
1983-04-21 official 確認日: 2026-10-05
日付精度
day official 確認日: 2026-10-05
作品種別
album official 確認日: 2026-10-05
レーベル
CBS/Sony official 確認日: 2026-10-05
曲数
12 official 確認日: 2026-10-05

オリジナルは12曲。収録した2007年CD版にはライヴ3曲を追加。

作曲クレジット
杉真理 / Masamichi Sugi official 確認日: 2026-10-05
作詞クレジット
杉真理 / Masamichi Sugi official 確認日: 2026-10-05
編曲クレジット
杉真理 / Masamichi Sugi: basic arrangements; supplemental strings/brass/chorus credits listed separately official 確認日: 2026-10-05
クレジット
井上鑑 / Akira Inoue: string arrangements on B2 懐かしき 80’S and B3 春がきて君は…, 大谷和夫 / Kazuo Ohtani: brass on A2; strings on A4; brass and strings on B1 and B6, 杉真理、小室和之、西川一彦: chorus arrangements on A3 素敵なサマー・デイズ official 確認日: 2026-10-05

外部識別子

spotify
6Ecl2PE7K3Afr8B50wYAmW

オリジナルエッセイ

『STARGAZER』、いくつもの時間

季節の順序、未来からの視線、早すぎる懐かしさ。曲順を通してアルバムの時間を読む。

AI生成のコンセプト画。紫の幕と二つの金色のスポットライトに囲まれ、青い巨大な星図が無人の舞台に浮かぶ。
Stargazerをテーマにした、舞台仕立ての星図と照明。 オリジナルのAI生成コンセプト画であり、記録写真、実際のアーティストの肖像、オリジナルのレコードジャケットではありません。

『STARGAZER』という題名は、目的地よりも行為を示している。星を見る人は遠くへ視線を向けながら、地上のどこかに立っている。ある夜の中にいて、それまでの一日も抱えている。この遠さと近さの関係を、杉真理が一九八三年に発表したアルバムへの入口にしてみたい。総題が可能性の方向へ開かれる一方で、曲名には季節、内気な人、学校のベル、相手を天使と見なすことの難しさなど、身近な尺度が現れる。曲名の言葉を通して見ると、大きな空の下に人間的な細部が集まっている。季節の広がりから、誰かを理想化せずに出会うことの難しさまで、作品へ近づくための異なる尺度が用意されているのである。

オリジナルLPは一九八三年四月二十一日発売、全十二曲という形だった。この限られた枠も、アルバムを経験するうえで大切だ。順番を決めるとは、到着と出発、ある場所に向ける注意の長さを決めることでもある。盤の両面を聴く形式なら、続ける行為の途中に小さな中断さえ入る。その形を意識すると、よく知られた一曲の大きさを、作品全体との関係の中で捉え直せる。シングル曲は、一つの建物の中にある部屋にもなる。遠方を見つめる題名の広がりと、両手で持てる盤の小ささとの間には、独特の尺度の感覚がある。

冒頭の「SHOW GOES ON」という曲名は、アルバムの世界が十分に開かれる前から、継続を告げている。入口に掲げられた言葉として読むだけでも、小さな逆説が生まれる。こちらは到着したばかりなのに、何かはすでに進行しているのだ。継続中の作家の仕事へ入っていく際、この感覚は役に立つ。一枚の作品が、あらゆることの始まりを演じる必要はない。ショーは観客を必要とする公的な形式であり、星を見る人はもっと私的な場所にいるように思える。二つの像を往復すると、外へ見せることと内側へ思い描くことが、同じ枠の中に収まってくる。

曲順から浮かぶ暦も、一直線には進まない。夏を含む題名の後に風の季節があり、春は盤の後半になって現れる。曲名が作る暦には、時刻表として働かなくてよいという面白さがある。アルバムには現実の暦に従わなくてよい自由があり、記憶もまた季節を選び直せる。日常では隣り合わない時点も、歌なら同じ場所に保存できる。後ろに置かれた一曲が、過ぎたはずの季節をもう一度連れてくることもある。曲順は、注意の向け方を選び直す仕組みになる。出来事が現実に起きる順番よりも、感情と感情の近さを優先できるのである。

この時間の自由を、とりわけ鮮明にする題名が「懐かしき80'S」だ。八〇年代がまだ始まって間もない一九八三年に、その年代を振り返る対象にする。ここで注目するのは、題名と発売年の間にある緊張である。懐かしさを、現在があらかじめ試してみる姿勢として考えられるのだ。今がいつかどのように見えるのか、未来の位置から想像してみること。数十年後の聴き手には、その視線が二重になる。すでに回顧の身振りを含む作品を、私たちが回顧する。古いアルバムは、後世の愛情によって初めて歴史になる無垢な現在だった、という単純な説明では収まりにくくなる。

「バカンスはいつも雨」はB面の後方にあり、その後に学校のベルを鳴らす題名、最後に「君は天使じゃない」が置かれる。この配置によって、よく知られた曲も、到着点だけでなく通過点として受け取れる。休暇の次に制度的な日常を思わせる音の名前が来て、結びの題名では相手への理想化が引き戻される。曲名同士の隣接を読むと、期待が次々に置き直される小さな運動が見えてくる。一つの入口の後に、別の生活を想像する入口が続く。アルバムには、こうした編集の力もある。知っているものに新しい隣人を与え、その意味の見え方を変えるのである。

後の形式には、さらに別の時計がある。二〇〇七年のソニー盤は原盤の十二曲に三曲のライヴ音源を追加し、公式の公演記録には、その後の周年企画としてアルバムを取り上げた演奏も残されている。拡張された再発盤と、あらためて行われる演奏は、異なる帰還の方法だ。いずれも原盤の順序を消すことなく、作品の生を豊かにできる。完成したものが、新しい機会や注意の向け方に開かれているからである。『STARGAZER』には、最初の曲順、その中で組み替えられる季節、そして人々がもう一度出会おうとする年月という、いくつもの時間が流れている。

編集注記

本文は以下の資料に基づくオリジナルエッセイです。比喩や批評は編集上の解釈です。

関連項目とクレジット

  • 杉真理 アーティスト
  • 杉真理 発表 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
  • バカンスはいつも雨 収録 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
    role: {"zh":"作品层级的收录关系;版本曲目条目只标识具体发行版中的位置,录音及母带同一性尚未核实。","en":"Composition-level inclusion; edition-track entries identify positions on specific issues. Recording and master identity remain unverified.","ja":"作品単位の収録関係。版のトラック項目は特定の発売版における位置を示します。録音およびマスターの同一性は未確認です。"}
  • 杉真理 作曲 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
    role: {"zh":"初版专辑全曲作曲。","en":"Composer of all original album tracks.","ja":"オリジナル収録曲すべての作曲。"}
  • 杉真理 作詞 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
    role: {"zh":"初版十二首的作词。","en":"Lyrics for the original twelve tracks.","ja":"オリジナル全12曲の作詞。"}
  • 杉真理 編曲 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
    role: {"zh":"初版十二首的基本编曲;不抹去另署的弦乐、铜管与和声编排。","en":"Basic arrangements on the original twelve tracks, preserving separately credited strings, brass and chorus arrangements.","ja":"オリジナル12曲の基本編曲。別記の弦・ブラス・コーラス編曲は区別。"}
  • 井上鑑 編曲 STARGAZER
    • www.masamichi-sugi.net
    role: {"zh":"仅B2《懐かしき 80’S》与B3《春がきて君は…》的弦乐编曲;不适用于《バカンスはいつも雨》。","en":"String arrangements only on B2 懐かしき 80’S and B3 春がきて君は…; not a credit on Vacance wa Itsumo Rain.","ja":"B2「懐かしき 80’S」、B3「春がきて君は…」のストリングス編曲のみ。「バカンスはいつも雨」の担当ではありません。"}
  • STARGAZER · 2007-07-25 · MHCL-1123 発売版 STARGAZER
    • www.sonymusic.co.jp

確認済みの配信リンク

配信元のメタデータを確認しています。再生、地域別配信、音源マスターの同一性は保証しません。

  • spotify: 全12曲の配信項目。2007年CDのライヴ3曲は含まず、音声マスターの同一性は主張しません。

出典と根拠

  • www.masamichi-sugi.net
  • www.sonymusic.co.jp
  • Masamichi Sugi official concert archive: 2013 STARGAZER anniversary performances
  • Masamichi Sugi official concert archive: 2023–2024 anniversary programs

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